うーん、あんまりおもしろくなかった。正直、買うきっかけになった情報考学のエントリを読めばことたりると思う。
何より、文書がいちいち大げさで読みにくい。しかも、「誇大自己症候群」は現代人のほとんどが関係していると言っている割には、事件の具体例として出てくる人間はどこか大きな問題があるものばかりで例の意味を成していない気がする。
と思いながら読んでいたら、現代社会や親に問題があって子供が顕著な誇大自己症候群になっているという主張の下りで、どうも希望格差社会と言いたいことがにていることに気がつく。論説や主張の目的は異なるけど。
とはいえ、誇大自己症候群の特徴である、「万能感」「自分が世界の中心」「傷つきやすさ」は自分にも当てはまるなぁとか思う点もあり、一つ自分を客観視する材料を得られた気はする。