たまに読むサイトで、田中宇の国際ニュース解説というサイトがあります。国際政治関係の解説を行っているサイトです。このサイトを読んでいて、情報を発信する人間として大切な事を二点、いつも実感しています。二点というのは、「第一情報源の明示」と「主張と事実の明確な分離」です。
くだんのサイトでは、解説記事の情報源として利用したニュース記事、論文、調査報告等に対して、原文に近い情報をリンクしています。しかも、ニュース記事の引用であれば、その記事を書いた記者の主張を引用するのではなく、政治家の生の言葉や、データを引用しています。つまり、事実となる第一情報源を基にして解説を行っています。しかも、その情報源へのリンクを明示してくれているので、読んでいるこちらが判断をすることがきちんとできます。
二つ目の、「主張と事実の明確な分離」というのは、上のように事実を挙げながら、自身の主張を述べる時は、筆者の主張だとはっきりわかるように書かれていることです。自身の主張を述べるパートと事実を挙げるパートがごっちゃになっていないので、惑わされることなく、読んでいくことができます。
なぜ、この話を書いたかというと、上で挙げた二点というのは、自分が対象とするような分野(コンピュータ関係)の記事(日記やそのコメントも含む)を書く際にも必要とされるスタンスではないかと思ったからです。何より、第一情報源を確認するという姿勢は、真偽の情報が入り乱れるネット上ではとても大切なことだと考えています。
文章を書くのはうまくないんですが、(っていうか日記なのであんまり気にしていないという話もありますが)コンピュータネタは簡潔に書けるはずなので、上で挙げた二点を意識しながら書いてみようと思います。
なんで今これを書いたかっていうと、清ちゃんとこのサイトでリンクを貼っていたから、改めて読み返してしまったっていうのがきっかけでした。後は現実逃避...。