後書で本人も書いているけど、「エロ小説だと思って読み進めると途中で挫折する。」...挫折しかけました。っていうかつかみはエロすぎるんだよ。
主人公ハンバート・ハンバートの目を通した少女(ドロレス・ヘイズ、ロリータ)の執拗なまでの描写にはさすがロリータコンプレックスの語源だと思えるぐらい良かった。二次性長を迎えた頃の少女が持つ外見的、内面的な魔性を描いていた。
とはいえ途中からはアメリカミッドセンチュリーの情景を誇大妄想の塊としての面を表した主人公を通して描く話になっててつまんない。話も主人公の妄想壁のおかげでどんどん無茶苦茶になっていくし。
さて次々〜、明日からは「人はなぜコンピュータを人間として扱うか」を読むぞー。