環と言ってもホスト部じゃなく。
良い意味でTo Heart "2"でした。皆エロいよ。ゲームの雰囲気もシナリオも同じような感じで、こうふつふつと色んな思い出が沸き上がってきた。おかげでせつなさ炸裂しっぱなし。とはいえ、なんだか学園モノエロゲをやることに思うところもでてきて1の時のようにはもう楽しめなくもなってきた。
まぁとりあえず内容の感想。ちなみにPS2版はやってないし、アニメも2話以降見なくなったので、blogでの感想とか周りの人の意見とかしか予備知識無し。まず言いたいのは、タカ坊不能説とか聞いたけど、不能どころかサイテーのヘタレじゃねぇか、君が望む永遠の鳴海孝之以上のヘタレ、ひたすら受け身な主人公。というより最近のエロゲの主人公がこんなもんなんかねぇ。
表題通りクリアしたのはとりあえずこのみとタマ姉、このみは幼なじみヒロインのオーソドックスなシナリオで、可もなく不可もなく。問題は、タカ坊のあまりの不能っぷりとヘタレっぷりが目立ってフラストレーションが貯まってしまい、このみシナリオの印象を悪くしてる。
このみシナリオがカラぶったおかげでタマ姉攻略前は「エロシーンでの感情移入の為」に本編を進める気でいた。でタマ姉シナリオでは会話の端々がとても気持ちよくて、告白の辺りの下りはそれまでに蓄積された感情移入のおかげで少し涙した。エロシーンはさすがお色気担当。でもセカンドステージのアナ○で引いてしまった。どうせだったら他にも良い体位はあったろうにー。
不満に思う点が多かったけど、そんだけキャラに感情移入できたってことだと思う。ゲーム中、BGMにTV ToHeartのEDが流れたりしてTo Heartの雰囲気を出すのに良いファクターとなってた。BGM以外にもシナリオ、システム、プレイ時間の尺等々ToHeart 1の良い点を引き継いでて、"ありがとう"って言いたくなるゲームだった。ゲームの感想は今のところ以上、次は委員長とるー子を年内に。
こっからはゲームをやって感じた自分自身の事。学園モノエロゲをやるのがきつくなってきた。
思い返すと、学園(大学を除く)を舞台にしたエロゲ(ギャルゲ)って、まともにやるのはときメモ2以来(Orange Pocketを去年買ったけど、エロシーンしか見てないし)で、高校卒業以降全然プレイしてないことになる。つまり、学園モノギャルゲをやってたのって高校時代が全盛で、ゲームとリアルが重なってた時期だった。そのため、学園モノをプレイしてると自分の高校時代とオーバーラップして完全に高校時代の思い出を蘇らせてくる。
今社会人になった身として、そんな学生時代がすごい眩しくてオーバーラップして表れてくる気持ちが辛い、痛いんですよ。このみシナリオEDの初々しい甘さ、タマ姉EDの一途さ、多分もぅ手に入れられないこの気持ちが、体中に突き刺さる。光に溢れたTo Heart 1をプレイしてた高校時代と、同じだけの光を放つ2をプレイしてる今では置かれた状況とゲームの状況が剥離しすぎてゲームに浸ることができなくなった。あと、大学院に入ったぐらいから、自分よりも若くして何かやれてる人に対して嫉妬をすることが多くなった、自分でたいして頑張っても無いくせにね、そういう焦りの感情も辛いと思う気持ちを助長してる。
原因はもう一つあるけども長いからもぅいいや。
なんか暗いこと書いたけども、実は悪い気持ちではなくて、もぅすげぇネタができた!って気分。こういう事を描くことができないかとかそういう強い衝動に今はなってる。こういう感情を認識できるようになった今に感謝しよう、これからの自分の糧としていこう。