インストールはネットワークインストールで行ったんですが、いつも通りローカルに必要なファイルを落してそこからインストールしました。ファイル数が多いんで無茶時間が掛かりました。まぁ、それはどうでもいいとして。途中、ftp.novell.co.jpからネットワークインストールを試したら、インストール途中に必要なパッケージがありませんとかエラーがでて結局インストールができませんでした。以下インストール作業中に遭遇した問題について。
パーティションを分ける際に、jfsやxfsを選択した場合、パッケージ選択の際にjfsutilsやxfsprogsを選択しないと、ブートパーティションを作る際にエラーが起きます。
パッケージ選択を初期設定通りにすると、mingettyがインストールされないので、テキストログインができません、っていうかまともに再起動ができない状態になってしまいます。
インストール後、初めて起動するときにネットワークへの接続ができません。初めて起動したとき、ネットワークの設定をSAXから行いますが、設定名をちゃんとeth0にしないと、設定を有効にできません。(ってわけでもないんだろうけども、その辺の動きがよくわからない)
起動するとき、Yast2がエラーを吐いている←絶賛放置中...。
といったところでした、後はYast2からオンラインアップデートをすれば問題なし、だと思います。
ほぼ環境構築は終了しました。後は、日本語入力の部分をuim-anthyに切替えたら一通り完了です。ただ、2点問題が残ったままなので、そこの解決をしないとなぁ...。
一つ目は、動画再生時の色がおかしいということ、ソフトウェアに限らず色がおかしいのでその辺りの解決をしないといけません。ただ、まぁそんな困るものでもないんでアレなんですけどね。
二つ目は、日本語のエンコードがutf8だということ、これは以前のFedoraと同じ問題を引き起こすのでこれを解決しないといけないなぁと思います。要するに、eucへ移行できないかなぁというのを模索するということですがね。ただ、今までhang-unificationの関係でunicodeを毛嫌いしてきましたが、最近のunicodeの動向について全然調べていないので、まずそっちの調べ物をするべきなんじゃないかと思ったりしてますけどね。っていうか、文字コードの知識がまだまだええかげんだしなぁ、はぁ。
とりあえず、現状起きる問題として、nfsでマウントしている先のファイル名は日本語は全部eucなので、これを解せるようにしないといけません。nfsでは文字コードを指定できないので、samba経由でhomeをマウントします。その際、以下のように/etc/fstabに追加しました。
//"fileserver host"/"mount point" /opt/home_smb smbfs rw,iocharset=utf8,codepage=cp932, uid="user uid",gid="user gid",username="user name",password="password" 0 0 (上は一行です)
こちら側がutf-8ですので、"iocharset=utf8"という設定でこちらの文字コードを指定します。後は、他の環境と同じです。
9.0に較べてアプリケーションのレスポンスが早くなった気がします。ウィンドウの立上りも早いし、mozillaの反応もきびきびしています。nautilusの画像の読み込みも若干早い気がします。
さて、ちまちまとしたソフトのアップグレードやら、GNOME2.6への移行やらをしようかしら。あぁ、後、インストールされてるrubyが64bitなのかどうなのか確認しないと。
UTF8の文字コードを利用している状況でfileserverのファイルを見に行くと日本語(euc-jp)が見えない問題がありましたが、GNOME環境では少し解決しました。 単に、GNOMEのベースとなるgtk周りをSuSEのUTF8の文字コードを使っていない物に置き換えただけなんですが、とりあえず、GNOME上からは問題なく使えています。 やった作業は以下の通りです。
まず、ソースをダウンロード、gtk.orgからatk-1.6、gtk+-2.4.2、glib-2.4.2、pango-1.4を持ってきます。次に、それぞれをビルドして、/usr/local以下へインストールします。順番は、glib、atk、pango、gtk、の順番で、glibを/usr/local以下へインストールした後は、環境変数PKG_CONFIG_PATHを設定します。「PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig:$PKG_CONFIG_PATH」として/usr/local以下の.pcファイルを先に読むようにします。もう一つ、環境変数LD_LIBRARY_PATHも設定を行います。PKG_CONFIG_PATHと同様に、/usr/local以下のライブラリを先に読むようにします。ですので、「LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib:$LD_LIBRARY_PATH」とします。この設定をしたら、atk、pango、gtk、のビルドを行い、インストールをします。
インストールが終了したら、.bashrcに以下のように記述します。
export PATH="/usr/local/bin:$PATH" export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib:$LD_LIBRARY_PATH" export PKG_CONFIG_PATH="/usr/local/lib/pkgconfig:$PKG_CONFIG_PATH" export LANG=ja_JP.eucJP export LC_ALL=ja_JP.eucJP
これで、ログインしなおせば大丈夫になっていると思います。ただ、これで解決するのは、もちろんgtkに依存したアプリケーションのみです。
とか思っていたけど、他にもgtkmmやら再構築するべきパッケージはまだありました。まぁ、この辺はインストールしてあるパッケージを見ながらやっていくしかないかなぁ。っていうかsrcパッケージのspecファイルの中でUTF8を指定している部分を修正した方が早いかも...。色々試してみよう。
後、x86_64環境でビルドを行う際は、configureでx86_64向けは--libdir=lib64のオプションをつけるのを忘れない。そのままやるとlib64ディレクトリがあるのにlibディレクトリに64bitのライブラリがインストールされてしまう。
CodeReadingのカバーをめくってみると...、またおもしろいしかけでした。びっくり。
Radium Software 06/04経由。確かに日本市場では一太郎独占状態からWordが逆転して市場を独占したわけなんですよね、その辺のやり方はやはりうまいと言えますし、見習うべきことは多いと思います。そりゃMicrosoftのFUDやらムカツク戦略は数多くありますが、見習うべきこと、教訓として学ぶべきことは吸収しない手はないでしょう。むがが。