前に書いた勘違いスキルの補足、みたいなものを少しします。勘違いスキルとは”本質的でないスキル”のことだとしました。では、本質的なスキルとは何か、ということについてですが、それは具体的な技術の一歩奥にあるものだと思います。例えば、具体的な技術としてJavaのスキルを持っているとします、Javaを使ってプログラムを書く事ができるというのは具体的な技術であって本質的なスキルではありません。ではJavaを使ってプログラムを書く事ができるという具体的な技術の奥にあるものとは何か、それは、プログラミング言語としてJavaがどのような位置にあるのかわかるというこではないかと思います。よく”俯瞰して見る”ことができると言う事でしょう。
つまりつけるべきスキルというのは、”Javaの習得”ではなく、”Javaの習得を通してプログラミング言語とは何かを理解する”ことです。そうやって抽象的な力をつけていかないと応用の利かない人間になってしまうでしょう。かつて汎用からオープンへ移るのに苦労したように、COBOLからJavaへ移行するのに苦労した人のように。当然、Javaから○○○へ移るのに苦労することが無いようにこういう事を肝に銘じておかないといけません。
少女漫画は当然女の子を対象にして描かれた漫画であるわけですので、(女の子にとって)魅力的な男性キャラがわんさか出てきます。キャラに魅力があるかどうかはその漫画を読む価値を決める重要な要素の一つですが、男性に少女漫画を薦める際には特に男性キャラが嫌味でないかどうかはかなり重要だと考えています。理由は、ラブひなの逆を考えて頂ければわかるように、出てくる主要キャラは主人公を除いて大概が男性だからです。少女漫画は感情に関する内容がメインなので、キャラクタの魅力は重要です。
では、少女漫画における、男性読者にとって魅力的な男性キャラとはどんなのか考えてみました。とはいっても、その基本的な傾向はドラマにおける人気と同じだと思います。ただかっこいいだけ、ただ可愛いだけの男性キャラというのは女性の支持は得られても、男性の支持は得られませんし、完璧、勘違いフェミニスト、ナルシストなキャラは当然支持しません。男性として共感できる部分があると支持は得られます、後は男性から見てイイヤツである場合とか。
まぁ、これについて考えたのはここんとこ取り上げてる「そんな声だしちゃイヤ」とか「僕は妹に恋をする」を読んでて、男性キャラにつっこみたい事がありまくって、それに対して「羊の涙」とかでは全然そういうことを考えないのでそれはなぜなのかなぁと思ったからでした。