出版元に連絡したけれど特に反応が無いので記録のために残します。
P.80 5.5. 循環参照カウント法の説明 に下記の記述があります。
循環ごみが生じるのは、ポインタを削除しても 参照カウントが 1 より大きいままになるときだけである。
英語の原文だと下記の通りです。
Gabage cycles can arise only from a pointer deletion that leaves a reference count greater than zero.
"参照カウントが 0 より大きいまま" じゃないのかな。節の他の文章とも整合性取れないし
その他いくつも意味が通らない文章がありますが、原文を参照できなかったりで確認できず。
15 章 15.1 並行 GC の正当性の、「強い三色不変条件」についての下記の行について
この、迷子のオブジェクト問題の解としては、ポインタを 白いオブジェクトに書き込むステップ (D1/T1) に対処するか、
原文は下記の通り
Solutions to the lost object problem operate at etiher the step that writes the pointer to the white object (D1/T1) or ...
ポインタ "を" 白いオブジェクト "に"、ではなく、白いオブジェクト "への" ポインタ、かなと、でないと D1/T1 が示す図の動きと合っていない